Archive for 12 月, 2010

今日の自意識過剰について

火曜日, 12 月 28th, 2010

一度しかない人生だ、と誰が言った。その通りだ。当たり前なんだ、そんなこと誰だって知っているし、知らなかったと驚く人は誰もいないだろう。つまりはそういうことなのかもしれないということだ。僕らは知っていることを、その癖に意識しないことを言ってくれる人を待っているのかもしれない。それに加えて公に言って欲しいとも思っている。だからテレビがあって、小説があって、ラジオがある。もちろんそのためだけに存在しているわけではないが、それも理由の人だったとしてもいいだろう。きっとぼくらは、僕は特別なんだ他のひととは違うんだと思うに違いないのだけど、それも極自然なことなんだろうなあと思うし、google検索で自分の名前を1日1000回くらい検索したほうがいい。それでいいと思うし、それでしか駄目なんだと強くも思うし、自意識過剰にどんどんなって欲しいとも思う。だからぼくは電車のなかで見ず知らずの人にスイカを投げつける人居たとしても、同情する余裕というものを持ちたいとも思うし、それはそれで悲しいことだとも可哀想なことだとも思わない。それも当たり前のことだと思う。自分が死んだらこの世界もなくなってしまうということが事実がどうかは、言語上では解決できない最大の問題かもしれないが、たったひとつの解答としては、それ以上の最良の答えをぼくらは持ち合わせていないということであって、そんな哀れなぼくらが結構好きだ。これをうまく言うとロマンティストとかノルスタジックだとか言うのかもしれないが、そんなのはどうでも良くてぼくは丹羽良徳であって、ロマンティストという名前ではない。それが最大の答えなのだということを肝に銘じたい。世界の果てがあったとして、そこに出向いて全く知らない誰かさんに会ってもこの話をしたいと思う。そんな人生がいい。階段を登り切った時に見える新鮮な風景が気に喰わなくても、愛してると言います。

ブカレストの「こんにちは赤ちゃん」

月曜日, 12 月 13th, 2010

こんにちは赤ちゃん。という歌があるんだなあと何となく意味なくぼんやり思っている。気味が悪いほどに人生はシンプルだったりするのだけど、そうでなければ、何なんだと言い返してやろうかとも思う。とにかくひとまずだけれども、ブカレストでのオープニングは終えることができて、映像も完成したが、日本語バージョンを作る際はもう少し手直しが必要だろうとも思っている。恐ろしくも怖いほどに、「こんにちは」というのはさようならという現実的な死を帯びているかと思えば、なんとかやっていけるような気もするのはぼくだけだろうか。スペクタルの対比としての状況を作り出そうとすることだけがぼくらに許された唯一の抵抗手段であるならば、僕の死はなんだ。ブカレストの夜の星空のしたでクラクションを鳴らしまくる気さくなルーマニア人を愛す。

ブカレスト滞在10日目

火曜日, 12 月 7th, 2010

早くも滞在10日目。ブカレストの中心にそびえ立つ社会主義時代に建てられた集合住宅も見慣れたものだ。映像の編集と翻訳と字幕付け作業が思いのほかに、時間がかかってしまい、あらまこれじゃ籠りっぱなしじゃないかとも思うけれど、なんとかアシスタントシミナちゃんに手伝ってもらって英訳だけは付けられた。これは駅張りの広告だけれども、今回の展覧会の広告イメージにぼくのプロジェクトドローイングが使われていた。これは大学駅の駅構内。

ブカレスト7日目

日曜日, 12 月 5th, 2010

人生が一度きりならば、逆戻りできないと分かっているのであれば、敢えて間違ったことを言う人を僕は愛すかもしれないと思う。面倒くさいと思うかもしれないけれど、たぶんそうしなくてもかなり面倒くさいに決まっているので、大差が無いかもしれない。きっとそんな面倒くさいのが人生とか言う言葉で表現されたりするのかと思うけれど、何か分かったフリするなよとも思う。明日死んでもいいのであれば、今日は一体何であろうか。どこかですれ違ったあの子はどこへ行くんだ。ぼくには関係が無いのだろうか、不安で仕方がない。

interview with two different Romanian Communist Party

木曜日, 12 月 2nd, 2010

ついに、ルーマニアにおけるチャウシェスクの後継団体とも言える2つの共産党(ひとつは未だ正式には党ではなく、準備段階)とのミーティングが実現しました。まずは、The Romanian Communist Party、ルーマニア共産党という名前もそのままの党ですが、この団体は今年の7月に改名し、ルーマニア共産党となったそうです。未だ選挙での投票率は0.44%に留まり、議会での議席獲得には至っていません。礼儀正しく、3名のメンバーが丁寧に出迎えてくれ、1時間にも及ぶインタビューを収録することができました。もちろん、胴上げさせて欲しいとの要望もお願いしましたが、あいにく今週末にはパリでの国際大会出席の為実現ませんでした。ただ、展覧会のオープニングには来てくれるとのことで、その際にもう少し話しを聞ける可能性があります。また、胴上げに関しては、未だ共産党としてシリアスな問題が残るなかそのような胴上げさせるということには違和感を覚えるとのこと。ぼくらはきっとこの辺りのセンシティブな問題にももう少し踏み込んでいかなくてはいけないのかもしれない。

次はThe Committee for the Reorganization of the Communist Party。彼らはまだ正式な政治団体としては法律的には認められていなく、署名活動を続けて、まずは正式な党として認められることを目指しているようです。彼らも同じく、チャウシェスクを精神的な拠り所としており、1989年以前の社会の素晴らしさを語り続けます。ぼくはそれを一通り聞いたあと、胴上げさせて欲しいとのことを伝えましたが、やや言葉を濁しながら別の話題にすり替えられてしまいました。ただ一人の女性メンバーが興味示してくれて、数日後に詳細を話し合いたいとのことでした。

The Committee for the Reorganization of the Communist Party
http://www.npcr.ro/

The Romanian Communist Party
http://www.partidulcomunistroman.ro/