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1 月 11th, 2013

問題は非常に簡単だった。それは科学者のマービン・ミンスキーのいうところの「ほとんどの人は情報を伝えるためではなく、自分が安全な人間であることを示すために会話している」というある種の人間にとっては逆鱗に触れてしまいそうで、ある人に当たり前のことで何が問題であるのかさっぱり理解できないような問題提起であったからである。私たちはなぜ会話を必要としているのか、私たちはなぜ沈黙を恐れているのか、といった根源的な問いかけ以上に、それがそうとも気づかずに会話することはいいこだとタカを括って生きていることへの批判でもあって、会話がもたらす気づかない自己保身と正当防衛機能を忠告しているようだ。だがたいていの人は自分が今、自己防衛の為の言い訳をしてるなとかを気づく事ができるが、それだけが問題というわけではなく、ただ他人と会話するごく自然の生活行為の一端が既に自己保身系への出発になりかけているのではないかという忠告であったならば、こんな怖いことはない。
まさしく、私たちの日々は昨日と今日はどれだけ違っているのかということを厳密に問われている。ただし、その問いかけに気づいている人はすくない。

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