ワークショップ「何の為でもない111人の集合写真」

6 月 18th, 2009

ちょっと考えるとぐっとくるのだけど、口に出すとやや恥ずかしいというか、不思議な響きになる。それは太宰治を追ったテレビ番組を視ていて、彼の晩年は愛している妻を尻目に制作活動に没頭して、それまでは良き夫だったのだけど、人間失格を書く為にあえて自分の生活を荒れさせて愛人まで作って酒浸って、そんな精神状態のなかでしか真の作品はかけないのだと言うのだけど、ああよく分かる。そうなのね、人生と制作との境目なんて無いのだよ、作品と人生の境目なんてないのだよ、そのひとの人生そのものがすべてであるべきなんだなと痛感してしまう。もちろん、その出来上がった作品しか流通できないけれど、別じゃないんだなと。そういう意味だとぼくには趣味と真剣なものなんにもなくてその境目がないんだと、全部生活や人生におけるすべての事物が同等にしか思えない。

ということで、ひとつお知らせをします。トロントでの展覧会の関連イベントでワークショップをします。久々にワークショップをやらないかというお話だったけれど、これがワークショップなのかどうかは僕にはわからないけれど、大丈夫!もし、トロントにいる人がいましたら是非参加してね!以下の概要転送歓迎です。

ワークショップ「何の為でもない111人の集合写真」
会期|2009年7月17日(金)13:00-16:00
主催|FADO Performance Art Centre http://www.performanceart.ca/
キュレーター|Shannon Cochrane

トロント市内の観光名所またはランドマークにて集合写真を撮るというだけの目的に111人の市民を集合してもらいます。この楽しげな家族旅行の一コマを彷彿とさせるプロジェクトは、全く人間的な自然の行為の側面とー公共ー市民という共同体のなかで如何に他人と出会えるのかという実験の側面があります。最終的にこの作品は大判カメラで撮影され大きく引き伸される予定です。トロントにお住まいで参加希望の方は info@performanceart.caまでご連絡ください。詳細は上記webサイトをご覧ください。

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