ミュージシャン

7 月 3rd, 2010

夜更けに西新宿の駅前を通るとよくストリートミュージシャンというのが演奏していたりして、なんだかその観客を含めた風景を観ていると、少しだけああここが地球なんだなあとか思ったりする。人間がいろんなことに困ったりしていて、いろんな人が助けようとしていてそれでもうまく行かないで滅茶苦茶になったりもして、それでもラーメンの屋台とか手相占い師とかストリートミュジーシャンとか登場したりする。1日の中で夜というのはとても大切な時間だ。この時間に働いているひともいるけれど、ほとんどの場合多くの場合、ぼくたちはこの時間に好きなことをすることになっていて、それは完全に自由なのだけど、たいしたこともできずに泣いているひともいたり、家でのんびりしていて幸せを感じているひともいれば、孤独で挫けそうになって飲んだくれるひともいたりして、それはもうお昼のランチタイムとは対照的な赴きでぼくは好きだ。 だからなんだと言われてもなんでも無いのだけれど、そういった人生のタイムラインの違いにおいてぼくたちは一喜一憂しているのだなあとことだ。結論はない。考えてみれば、ぼくたちは成長することを物理学的に要求さえていて、その極限というのは老いであり、死であるのだけれど、その成長の段階のなかでしか僕たちは自分を捉えることすらできないという歯痒い生き物でもあって、つまりぼくは小学生であった時期もあり、中学生であった時期もあり、高校生であった時期もあり、大学生であったり、老人であったり、赤ん坊であたりするという変幻自在の夢遊病のように様々な様相でこの世の中というのをウロウロしているのだ。ということは、何も他人に俺様と言う必要もなく、へこたれそうな人間以外の何者でもないという事実だけが残るんだろうと思った。

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