痛みはいつから痛いか

7 月 7th, 2010

実は今腱鞘炎になりつつある。痛いという感覚はとても重要な感覚のひとつで、もしこの痛みというのが認識できなくなたらぼくたちは簡単に死んでしまうのだろう。怪我をしてるのも気付かず、血が出ているのにも気付かず、骨が折れているのにも気付かないと大変なことになる。だからこの痛みは進化の中で一番原始的で且つ重要な役割をぼくたちに与えてきたんじゃないかと思う。これは自分への危険信号と同時にそれを回避せよという命令であると同時に生きることへの挑戦なのかもしれない。そういう意味で鎮痛剤とか麻酔は危険な薬であって、使い方を間違えると取り返しが付かなくなる。僕たちは日々痛いか心地よいかそのどちらかを移動しながら生きる方法を探っているし、たぶん痛いものは選んではいけないという教訓を人類には刻み込まれているんだと思う。だから血がでると痛いし、転ぶと痛い。痛いことは死に近づくことだから辞めろと警告されているんだと思う。それがなぜ痛いのかは究極の謎かもしれないが、たぶん生命の数十億年の歴史の生命保持の為に好ましくないものは痛く感じるようになったんだと思う。そう思うと、痛みでさえ歴史的に記憶の産物として認識されているんだなあと思うと、不思議な気分になる。

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