サンチャゴからはバスで20時間

10 月 14th, 2010

チリの落盤事故のニュースを見ながら、「こんな元気で生還したら、こんなの面白くもなんとも無いわ」と言う人がいたのでぼくはなんだか悲しくなってしまって、ムキになってしまったけれどそこで暴れまくるのだけは止めて黙っていた。当然だけれども、面白くはない。だけれども面白い必要もない。そのことを勘違いしているんじゃないかと思ったし、世界が面白いかと言えば、そんなこともなくて、単なる現象や争いや事故や戦争があるだけだ。それをどう考えて行動するかだけで、それは何も面白いことでもドラマでもない。たんなる出来事に過ぎないのだと思う。ぼくらはきっと用意された根拠とか面白いであろうドラマやお話なんかに惑わされて生きているのかもしれないし、それをこれを勘違いしているに違いない。何もこの社会は用意されていたのでも何でもなくて、僕たちが作り上げたし、僕たちはそれを乗り越えようともしているわけだ。ぼくらは用意された根拠のある面白いお話というものは聞きたく見たくて知りたくて、しかもそれをだいたいは想定内で考えていて、それでさあ面白いねえと言って死にたいのか。そうに決まっている。そんなのだったら、ぼくは面白くないことをしたい。きっと地上待っていた家族も恋人も兄弟も大統領も「面白い」とは関係のないとろの動機によって待ち続けていたはずだし、それでしか待つ事はできなかったと思う。だから泣くんだ。ぼくらは何も言えないから泣くしか術を知らないのかもしれないと思うとそれはきっととても面白いことだと思った。そんなこんなをチリの友人に伝えてみると、案外あっさりサンチャゴからはバスで20時間もかかる遠い場所なのよ、だなんて。

3 Responses to “サンチャゴからはバスで20時間”

  1. itolon Says:

    初書き込みでルーマニア応援する! うん、出来事でしかない、だから、面白いお話(マスコミ報道とか?)を超える地味で曖昧なことをやってほしい、みんな日々喜び悲しんでいるのは事実に直結した些細なこと、でしょ? 最近のブログで一番いいと思った、けど、相変わらず誤字が多いな(笑)!

  2. itolon Says:

    あ、チリの事故が些細といってるんではない、もちろん

  3. niwa Says:

    ありがとういくぜ!
    書いているのも読み返さずにライブの様にかいてアップしているので、誤字脱字はご愛嬌。

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