22世紀の歩き売り

5 月 11th, 2012

近所のコンビニで店員の教育なのか、店長らしき人がアルバイトが「20%増しくらいの声を出しなさい」と言われていた。ひどく虚しいというか、どうでもいいことにどうしてこんなに情熱が出るのだろうかと不思議で溜まらないというか、その人は別段声が小さいというわけでも何でもなくて、ただ大きい声を出せばいいわけじゃないのは、誰でも分かっているのだけど、雇われた身分、そんなことは言えないので、黙って(いや違うけれど)声を出すように訓練されていた。ぼくはそれを見て何か言おうかしらと思ってけれど、今日はここに手を出しても仕方がないと思って辞めておいた。基本的に日本の商売は、結構どなったり叫んだりするのが好きらしい、スーパーに行っても室内なのに、なぜか魚屋が叫んでいたり、パン屋がどなっていたり、野菜売り場の人が雄叫びをあげていたりするし、それでもそれは当然なのよという顔でみんな買い物をしていた。いや、違う日本だけのことじゃない。イスタンブールでも歩き売りのあのおやじも、何かよく分からない呪文みたいなのを叫んでいた。それでどうにかこうにか、人々が集まってくるみたいだった。不思議なのは、日本は目の前に人がいてもお構いなしに叫び声をあげることで、すごいいつも不思議に思う。

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